信頼いただけるブランドの実現とエンゲージメント強化
Branding
ゴールとKPI
2030年
- ゴール
- 理念を基盤とするブランドコミュニケーションを通じて、ステークホルダーとの共創により、持続的な社会価値創出を実現している
- KPI
- コーポレートブランドの認知・評価についてのサーベイ実施
2024年
- ゴール
- ステークホルダーに共感・選んでいただけるコーポレートブランドづくりの推進
- 取り組み
-
- 2024年7月、Chatwork株式会社から「株式会社kubell」へ社名を変更
- カルチャーを醸成する場所としてオフィスを再定義
- バリューアップデート、カルチャーデック「kubell COMPASS」を公開
考え方と体制
ブランドを基盤としたエンゲージメント強化に向けた戦略
当社はミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」、ビジョン「すべての人に一歩先の働き方を」を掲げ、日本の中小企業のDX推進に貢献したいと考えています。
ミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」を実現し、持続的な社会価値の創出を実現するには、ステークホルダーの皆さまとの共創が不可欠です。そのため、ミッションを基盤とするブランドコミュニケーションを通じて幅広いステークホルダーの皆さまに当社の考え方や事業内容を知っていただき、支持・共感いただくことが重要と考えています。
ブランド強化に向けた推進体制
当社は、CHROをトップとして、カルチャー&ブランドディビジョンがコーポレートブランディングを牽引する体制となっています。
カルチャー&ブランドディビジョンは、ステークホルダーの皆さまへの情報発信だけでなく、自社で働く従業員が、ミッションの実現にむけて取り組みやすいカルチャー(組織風土)の醸成にも取り組んでいます。当社は、企業のカルチャーは組織に所属する従業員一人ひとりが作り上げていくものと考えており、従業員とのコミュニケーションを通じてミッションの実現に不可欠な当社らしいカルチャーの醸成に取り組んでいます。
主な取り組み
全社総会・月次集会
当社では、半年に一度、全ての役員・従業員が集まって開催する全社総会「kubell CAMP」や月次集会「kubell-ba」などの社内イベントを実施しています。当社のミッションや戦略などを共有すると共に、全ての役員・従業員が多様なコミュニケーションを取れる場を提供することにより、従業員の満足度とエンゲージメントの向上を図っています。
ブランドムービー「かわる、はじまる Chatwork」
当社では、「Chatwork」を通じて実現したい世界を、すべてのステークホルダーへ伝えるため、ブランドムービーを作成しています。一人ひとりの成功をテクノロジーの力で支援し、ビジネスを活性化させる存在になりたいという想いを表現しています。
まだ世の中にない「自分たちが作りたい未来」を伝えるためには、言葉だけでは伝えきれません。テクノロジーが人と人をつなぎ、ビジネスの効率化や労働生産性を向上させた先に、すべての人の人生の豊かさが実現できるというエモーショナルなストーリーを映像で伝え、共感いただくことで様々なステークホルダーとの共創を実現する「はじめの一歩」にしたいと考えています。
ブランドムービーはこちらからご視聴ください。
「Chatwork」ブランドムービー
3月1日「Chatworkの日」の制定
当社では、基幹サービスである「Chatwork」のリリース11周年を機に、当社とユーザーの皆さまをつなぐ特別な日をつくれないかと考え、3月1日を「Chatworkの日」に制定しました。毎年Chatworkの日に、ユーザーの皆さまに感謝を伝えると共に、人生の大半を占める「働く」ということについて共に考える日にできればと考えています。
2025年度は、Chatworkのリアクション機能で使用できる絵文字が49種類に増えたことを記念し、「Chatwork絵文字図鑑」を作成しました。また、「推し絵文字」を募集し、応募いただいた方に記念グッズを贈るイベントを開催したところ、1ヶ月の応募期間に8,000件を超えるご応募をいただきました。日頃から、Chatworkをご愛顧いただいているユーザーの皆さまと相互にコミュニケーションを取る機会を通じて、当社のミッションや目指す世界観に一層共感いただければと考えています。
特設サイトはこちらからご覧ください。
「Chatworkの日」特設サイト

2024年度の主な取り組み
社名の変更
2024年7月1日、当社はChatwork株式会社から「株式会社kubell」(読み方:クベル)に社名を変更しました。当社が提供するビジネスチャット「Chatwork」は、2011年3月のリリースから約13年が経ち、登録ID数・導入社数ともに日本最大級のビジネスチャットサービスとなっています。「Chatwork」は知名度の高いブランドに成長しましたが、ビジネスチャットとしてのイメージが強く、コーポレートブランドを強化する上で課題になっていました。当社は今後、ビジネスチャットに加えて、BPaaS事業なども強化していくため、ミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」の実現にむけて必要な価値を提供する企業になるという強い意志を込めて、社名変更を行いました。
加えて、2024年4月にはBPaaS事業の推進を担うグループ会社「株式会社kubellパートナー」を設立し、当社単体からkubellグループとしてシナジーを活かした事業推進体制に移行します。新社名に込めた「サービスを通して働くすべての人の心に宿る火に、薪を『くべる』存在でありたい」との決意を胸に、kubellグループとしての成長をさらに加速させていきます。
新しい社名「kubell」とロゴについて
当社のミッション「働くをもっと楽しく、創造的に」の追求にむけて、新社名「kubell」には「働く人の心に宿る火に薪をくべる存在でありたい」という想いが込められています。また、新社名のロゴは楽しく創造的に働く人々がもつ「高まる志や想い」と「高鳴る鼓動」を表現しています。
この新社名は、従業員から、「『働くをもっと楽しく、創造的に』を体現するために、大切にしていること・ありたい姿」について意見募集を行い、そこで得た意見をもとに着想を得て社内のプロジェクトチームで議論を重ねて検討したもので、kubellグループの全ての従業員がミッションの実現を自分ごと化するきっかけとなるような社名となっています。

カルチャーを醸成する場所としての「オフィス」
2024年7月、東京オフィスを「WeWork 乃木坂」へ増床・移転しました。これまではフロアの中で区画が分かれていましたが、一つのフロアに集まることになり、従業員が顔を見合わせる機会が増えることでコラボレーションが生まれるなど、カルチャーを育みやすい環境になりました。
新オフィスでは、新入社員への入社時研修を毎月対面で実施しており、CEOをはじめとする経営陣による研修などの機会を通じて、入社初日からkubellのカルチャーを体感する機会を提供しています。この他、オフィスでの社内イベントを積極的に行うことで、リモートワーク時には生まれにくかった偶発的な出会いが増え、理念や戦略の実現にむけた新たな価値の創造が加速し、当社の競争力の新たな源泉となりつつあります。

オフィス移転に伴う働き方のアップデート
2024年7月、東京オフィスの移転に伴い、勤務地としてオフィスか在宅かを従業員が選択できるこれまでの働き方から、部門を越えたコラボレーションの促進、新しいカルチャーの醸成と浸透など、組織としての生産性向上をより重視した新たな働き方を導入しました。新たな働き方に合う出社方針を策定し、各部門やチームでオフィスに集まり積極的に対面のコミュニケーション機会を増やしています。
バリューをアップデート、カルチャーデック「kubell COMPASS」を公開
株式会社kubellへの社名変更に合わせて、当社のすべての従業員が共有する共通の価値観を表す「バリュー」の改訂を行いました。これは、BPaaSという新たな事業を会社の柱にしていく新しい成長フェーズへの移行に当たり、今後組織として大切にしていきたいバリューを見直し強化していくことで、当社の競争力を高め、持続的成長を支える当社らしいカルチャーの醸成を進めたいとの考えからです。
当社の主なターゲットである中小企業のDX領域は、大きな市場ですが、一つひとつの企業への営業アプローチは効率が悪いのが特徴です。そのような中で、当社ではヒト×テクノロジーによる新しく効率的な業務オペレーションを実現することでDX推進が困難な中小企業にDXの恩恵を提供しようとしています。この実現には「人」と「テクノロジー」という2つの領域の知見や強みをシナジーさせることで新たな価値を生み出すカルチャーが必要と考えています。
新バリュー

バリューのアップデートに伴い、当社のステークホルダーの皆さまにもkubellのカルチャーを知っていただくために、当社の文化や価値観をわかりやすく示したカルチャーデック「kubell COMPASS」を公開しました。引き続き、従業員だけでなく、当社を支えてくださるすべてのステークホルダーの皆さまに共感いただき応援いただける活動を行っていきたいと考えています。
「kubell COMPASS」
バリューアップデートの背景