全てのステークホルダーに誠実な企業活動
Compliance
ゴールとKPI
2030年
- ゴール
-
バリュー「Integrity Driven(チーム・顧客・社会に対して誠実に)」を実践する組織づくりを通じて、社員一人ひとりがミッションの実現に安心して挑戦できる環境を提供している
〔実現にむけた重要アクション〕
- バリューの浸透を基盤に、全社員がコンプライアンスに関する正しい知識と高い遵守意識を持つ組織づくり
- コンプライアンス問題の発生時に迅速・適切に対応できる組織づくり
- KPI
-
- コンプライアンス問題発生件数:0件/年(対象:連結)実効的なコンプライアンス体制の構築
- 内部通報件数(件/年、モニタリング指標、対象:連結)
- コンプライアンス研修受講率: 2024年度までに100%の継続(対象:連結)
2024年
- ゴール
-
バリュー「Integrity Driven(チーム・顧客・社会に対して誠実に)」を実現するための基盤の整備
〔実現にむけた重要アクション〕
- 「行動規範」「社内ルール」等の定期的なアップデートと浸透活動の実施
- 全ての役員・社員への定期的なコンプライアンス教育等の実施
- 風通しの良い組織風土づくり(定期的な外部コンプライアンス調査の実施、内部通報制度の整備・運用を含む)
- 取り組み
-
- 実効的なコンプライアンス体制の構築(責任者としてコンプライアンス担当役員を選任)
-
コンプライアンス研修受講率 グループ連結86.5%、単体100%
※ 2024年4月kubellパートナー設立の影響で一部研修未実施。その後フォローを行い、現状は連結受講率100%。 - 内部通報件数10件
考え方と体制
コンプライアンスに関する考え方
当社グループは、社会に価値を創造し続け、持続的に成長するためには、法令遵守は当然のこと、社会やすべてのステークホルダーに誠実であることが最も重要であると考えています。誠実でなければ、同じチームの仲間同士も信頼し合うことが出来ず、優れたパフォーマンスを発揮し継続することは困難です。また、ビジネスパートナーとの関係を強固なものにすることもできません。
そのため、当社グループは「Integrity Driven(チーム・顧客・社会に対して誠実に)」をバリューの1つに掲げ、すべてのステークホルダーに誠実な組織となることを目指しています。
この実現にむけて、当社グループではコンプライアンス対応の基本的な考え方の一つとして「リスクベース・アプローチ」を活用しており、各事業・組織固有のコンプライアンス関連リスクを特定して、そのリスクに応じた対策を講じています。
コンプライアンス体制
当社では、バリューの一つである「Integrity Driven(チーム・顧客・社会に対して誠実に)」を体現し、強固なコンプライアンスマネジメントを実現するために、取締役会、及び取締役会で選任されたコンプライアンス担当役員のもと、すべての役員・従業員の意思決定や活動を対象として適法性を確保し、社会的責任を果たすためのコンプライアンス遵守に関する方針の決定および体制整備を行っています。また、必要な活動計画の承認・レビュー、発見された課題への対応方針の審議・承認も実施しています。
また、経営・各部門から独立した常設の委員会として、経営会議により承認されたメンバーで構成するコンプライアンス委員会を設置しています。同委員会は、コンプライアンス担当役員の統括のもと、個別のリスクに応じてコンプライアンス活動計画の立案・実行、内部通報制度の運用、全役員・従業員へのコンプライアンス研修の実施、その他の社内規定に定められた活動を行っています。また、コンプライアンス事案が発生した場合は、相談者の申し出による当事者間の調整と苦情申立て、苦情の調査、及び被害者の救済措置に関する事項について対応を行っています。
コンプライアンス体制図

内部通報制度
当社グループでは、法令違反や不正行為等の防止、及び情報の速やかな収集と対策立案を目的として、2018年4月より内部通報制度を導入・運用しており、コンプライアンス委員会の担当者と外部の法律事務所を窓口に定め、kubellグループの全役員・従業員に周知しています。通報内容はコンプライアンス委員会に報告し、必要に応じて弁護士を交えて協議・調査を行い、コンプライアンス違反に関わる内容は経営会議に報告しています。
また、本制度では、通報者に関わる秘密と通報者の個人情報を保護すると共に、通報者に不利益が生じることがないように社内規定を整備し、通報者保護を徹底しています。
2024年度の通報件数は10件で、重大なコンプライアンス違反に関する報告はありませんでした。
内部通報制度

2024年度の主な取り組み
コンプライアンス研修の実施
コンプライアンス施策の一環として、全従業員を対象にコンプライアンス研修を実施しています。年に2回定期的に行うコンプライアンス研修をベースとしつつ、新人研修、中途入社者向け研修、管理職研修などの階層別研修やテーマ別研修のプログラムを整備しています。
研修内容はリスクベースアプローチに基づいて検討しており、半期に1度、当半期のコンプライアンス実績を元にリスクの高いコンプライアンス分野を特定して研修項目や内容に調整して実施しています。
2024年度のコンプライアンス研修の受講率は、kubell単体100%、連結86.5%※となりました。2025年度以降も引続き、コンプライアンス研修の単体・連結での受講率100%を目指します。
※ kubellパートナーの設立の影響で、グループ会社の一部で研修未実施。2025年初頭にフォローした結果、2025年7月現在の連結受講率は100%。